コロナ後のパーソナルジム・総合フィットネスジムの動向

コロナ後スポーツクラブの現状

コロナ前にフィットネス業界は戻れるのか?

はじめにコロナ前と同じ環境に戻ることはまずないと考えてもらってOKです。
100%これだけは断言できます。そして、世界情勢もコロナ以外にもウクライナ戦争や環境問題による気候変動など世の中は常に動いているという事をまざまざと見せつけられています。
その事からも元の世界に戻ることなどあり得ません。常に未開拓の世の中を渡っていくことになります。身の回りに起こっていることからも皆様は感じ取っていると思います。

そのような世情の中でどのようにフィットネス業界が変わってきているのかを考えていきましょう。
コロナ前とコロナ中では何が変わったのかを考えていき、コロナ中とコロナ後でどう変わっているのかを整理することで分かりやすく考えていきましょう。

■コロナ前 ⇒ コロナ中           ■コロナ中 ⇒ コロナ後
・マスク必須                  ・マスク解禁
・会話厳禁                   ・会話OK
・人数制限                   ・人数制限緩和
・換気必須                   ・通常換気のみ
・アルコール等の消毒              ・消毒の必要なし

コロナも5類に格下げして約2ヵ月が経過し、どのように世の中が変わるのかを楽しみにしてました。
何が変わって何が変わらないのかを見分ける力は非常に大切で、強いてはそれがトレンドを捕まえる
大きな力となります。

コロナ後がコロナ前に近づいてきていますが、それでも完全には戻りません。
例えば、マスクはしなくて良いとなりましたが、日本はマスク率が70%と未だに高い。
日本人らしいと言えばらしく今一歩踏み出せない国民性だと思います。
海外はマスクをしている人はおらず、マスクをしている人は体調不良な方です。
店舗の人数制限もコロナ前には戻さずに徐々に戻している感がありますが未だコロナ前の
フリーの状態には辿り着いていません。換気と消毒はほとんどがなくなってきていますが
消毒は一部のユーザー対応として残している店舗もあるでしょう。百貨店は完全に撤去と
業界の差は大きい。

5類に変わってフィットネス業界も変わる

2類から5類へ移行していますが、日本では30%の方が2類の状態で過ごすと思われます。
日本人って環境になじみやすくて、それを止めたがらないんです。何故かというと環境の
変化を嫌う民族だからです。島国独特で鎖国状態であれば鎖国を常にするなど日本人は
昔から何ら変わらない概念を持っているので一度変わった生活様式を変えるのは至難な業で
且つそれが居心地よいと思ってしまっているので当面変わらないです。5類に変わったのに
第9波がとか言っているぐらいですからね。インフルエンザは第●●●波なんでしょうかと
聴きたくなるくらいですが。
 フィットネス業界は徐々に経営が良化していきますが、多様な業種がこれからも出てきます。
今は女性をターゲットにしていたホットヨガスタジオはピラティススタジオに変化させています。
何故か?需要が少しずつ上向きなのとホットヨガは光熱費がかかるのでコスパが企業にとっては
良くないのです。より儲けるためにはイニシャルコストはマシン購入でかかるけどランニング
コストはかからない事業の方が将来性があるという判断です。表向きはしなやかな筋肉を等と
謳ってますが経営的に見れば断然ピラティススタジオの方が儲かります。
24hジムは飽和状態にあり、個人パーソナルジムも同様の状態となってきました。資格等が
必要なく参入障壁が圧倒的に低いからですが、さすがにプール付帯までは管理面、コスト面で
難しいので総合スポーツクラブの独壇場です。ドライのジムのみという所は今後は淘汰される
フェーズに入って来ているのでどう対応するのか注目ですが、私が考えるにこのような業態が
産まれてくるのではないかと思います。それは不動産テナント型ジム。

新しいスポーツクラブシステム:不動産テナント型ジム

新しいワードですが、以前よりこのようなジムが出てこないのが不思議でしたが今後出てきます。
要はビル1棟の中にパーソナルジムやエステ、プールがあればプール経営者などがテナント貸しで
複数入るスタイルです。個人店でそれぞれが収益を上げるために切磋琢磨する。
複合型テナントジムです。コストを抑えつつも施設管理面はビル側が全て請け負い、ジム経営者は
ジム仕事に集中できるというスタイルで、おそらく総合型スポーツクラブのどこかがこのような
業態を展開してくるのではないかと思います。それかベンチャーかな。より柔軟性のあるスタイルで
相互間の競争や共に協力し合う事ができるのがポイントで、夜のクラブとかバーとかがそれに近くて
一つのビルにいくつものバーが入っているイメージをしてもらえるとわかりやすいかと思います。

コロナ後に急速に動き出すスポーツクラブ業界

まあテナント型ジムは一例ですが、他にも構想段階のスタイルはいくつかあります。
ただし、どこのクラブも業績が厳しいので新しいことができません。そこで今の時代を活かした
ユニコーン的な発想を持った企業か起業した新興会社がこの業界を変えていくのだと確信しています。
そして業界トップに上り詰めることになるのでしょう。今のスポーツクラブ大手は死に体ですから。
40年以上も旧態依然のサービスで過ごし、それが変わろうともしないなど過去の遺物でしたなく
廃れていくか、細々とやっていく零細企業になるしかないでしょう。それがこの5年間のコロナ開け
からスタートしています。新たな業態、新たな取り組みに注目していきましょう!

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