パーソナルトレーナーという仕事

パーソナルトレーナーというのは個人事業主である。

これがこの仕事の醍醐味である。
これからの時代、国や企業に頼っていたら未来はないと思う。
時代は自分だけに頼らなければならない時代に突入してきた。

昭和の日本は終身雇用契約と言われるように国や企業が定年まで
仕事と賃金を保証してくれる世の中だった。高度経済成長の時期であれば
それも成立したが残念ながら令和には完全に消える。
ある大臣が老後3,000万円なければ生きていけないと発言し他の助言により
すぐに撤回されたが、残念ながらこれは事実だ。何も仕事をしなければ65歳で
定年になり85歳まで生きたとして20年×12ヶ月、240ヵ月で月々12.5万円が使える金だ。まだ長生きすれば更にかかり、施設に入れば当然これ以上が必要。
こんな単純な計算をすれば誰でもわかる話だが、残念ながらそれを隠して
何を根拠に行っているのかわからないが大丈夫と言っている意味が分からない。
これから年金も破綻し戻りもなくなることが見えている時期であり、企業もリストラ大会をはじめている。あの世界のトヨタでさえ終身雇用は無理と言っている。もはや大手企業に就職すれば安定するという時代は終焉を迎えた。時代はもう混沌とした社会に突入した。これを見たあなたはまだ俺は私は大丈夫と思えますか？

日本の経済成長率を示すGDP（国内総生産）の伸び率は2019年1.1％、2020年は0.6％と予想されています。中国は6％台とその伸び率の違いに驚かされます。
また、新興国にも順次抜かれていくことになるのが今後の日本の予測です。
国力が落ちた日本で大手企業も守ってくれない、そうなれば個人の力を磨くしかなく、「パーソナルトレーナー」という仕事はそもそもが個人事業主で自らを売れるようように日々研鑽しなければ生活ができない性質のものであり、今後の日本という国で生き残るためには非常にフィットした仕事と思えます。

しかしながら、これはリスクも当然あります。それは自己研鑽を辞めた時、歩みを止めた時に廃れていきます。徐々に徐々にわからないように売上が減少していき身動きが取れなくなっていきます。そのようなことにならないように啓蒙の意味を込めて綴っています。初心忘るべからずという言葉もありますが、これからパーソナルトレーナーになろうという方にも、既にパーソナルトレーナーとして活動している方にもぜひ一読してもらえたら嬉しいです。

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