パーソナルジムのスタートアップ時の経営とは

パーソナルトレーナー経営

前回のパーソナルトレーナーの経営とは(スタートアップ編)で伝えたことでから更に掘り下げていきます。

初めにスタートアップとは言葉を言い換えれば駆け出しということです。
この駆け出しの時に何をするかで今後の行き先が決まってしまいます。
例えば、成田や関西国際空港に行って目的地に飛び立つエアに乗らずに
間違った目的地のエアに乗ってしまった状態です。まあ、戻ってくることは
100%不可能ですね。なので、行き先を間違わないようにしなくてはなりません。

 前回のところでは、その目的は「生活をしていくためのお金を稼ぐこと」でした。そりゃそうですよね。先ほどの飛行機を例にとれば飛行機は燃料がなければ墜落してしまいます。それと同じで我々もお金を稼ぐことで生活をしている訳ですから稼げなければ生活が困窮してしまいます。それを理解せずに間違った方向に行くと初めのうちは資金がに余裕があり耐えられますが、徐々に資金調達がされなくなれば真綿で喉を絞められるようなものです。初めは柔らかくてわからなかったのが、いつの間にか固い紐のようになっていたみたいなものです。夢を追いかけて、理想を追いかけた結果として何もつかめずに資金ショートして廃業です。そのような方を何人も見てきた自分からすれば、初めの行き先を間違えなければとよく思い伝えても聞く耳を持っていない場合が多くそのまま廃業していきます。本来、夢や理想とお金を稼ぐ方向性が一致していて、即稼げる内容であれば最適化されたスタートアップです。

 さて、ではスタートアップ時の経営として最も大切なことは何か?という本題です。先に伝えておくと

『経費はできるだけかけるな!』

のみです。本当にこれだけです。いくら稼いでも経費が掛かっていれば手元に残るお金はありません。ならば経費が少なければ少ない程、手元に残る資金は増えていきます。よく独立する時にオフィスを借りて改造してジムをつくるという超安易な考え方がありますが、そもそもオフィスを借りたら賃料が発生します。合わせて水光熱費もかかります。既にこの時点で何十万円のお金が飛んでいきます。

ここで新たに施設を開設する際に考えておかなければいけないコストを説明します。考えなくてはいけないコストは①イニシャルコスト、②ランニングコストが挙げられます。
 初めに①のコストは、スタート時のみにかかるコストです。これは店をオープンさせる前にかかる費用のことで、建築費や内装費、マシン導入費用のことを指し、②については家賃、水光熱費などを指します。

これらをできるだけ少なく、むしろ一銭もかからないものであれば最も良いと思います。スタートアップ時はできる限りこの経費を絞ることが最重要です。

なので、①も②も一銭もかけない。
これがスタートアップの基本的な考え方です。
ケチと言われようが何でも構いません。ここで経費についてシビアに考え耐えることで経営感覚が研ぎ澄まされます。経営者としての金銭感覚を身につけていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました