どうも、パーソナルトレーナー指南役あききちです。
パーソナルトレーナーの年収って気になりますよね。
目指す人なら生活できるのかって気になるはずです。
でも、ぶっちゃけ過ぎて周りに聞けないって思ってませんか。
普通、パーソナルトレーナー(以下、PT)が懐を見せるなんてあり得ません。
なぜかって?
理由は2つあります。
一つ目は、セッション契約内容をあまり公にしたくない。
まあ、当たり前ですが企業秘密と言われるところですのであまり外に出さないのは
当たり前です。法人格でHPを持っている企業レベルでもセッション価格はあまり
公に出していません。
例えばライ〇ップさんはシェイプアップコース348,000円(分割払い594,804円)を
TOPページの下の方の見えにくい所に押し込めて、他のプログラム料金も掲載は
ありません。
二つ目は、セッション数がそのPTの人気のバロメーターであり、年収をいうと
概ねセッション数がわかり、そのPTの価値が図られてしまうからです。
自分がどれだけ売れているかは本来は自分しかわからないものなので
売れていると適当に言えるのですが、年収を公言するとセッション数が
大体わかってしまいます。
まとめると、
PTの年収は「セッション価格×セッション数」で大体が出せるので
公にいくら稼いでるかは言わないということです。
なので、PTは人それぞれで価格を決めており一概に年収はいくらというのが
ありません。
PTの年収が分からなければPTとして活動しようと目指すに怖いと思う人が
多いと思うので、今までの経験則と周りのPT&同業の方の協力により狭義的に
なりますが、ある意味リアルな年収をお伝えします。
はじめに、PTのある程度の基準的な年収の前に、
PTといっても色々な活動をしている人がいるので代表的な活動を整理した上で
年収を紹介していきたいと思います。
PTの代表的な活動種類
⓵独立経営型
⇒自身のジムを経営するケースやジム等の施設を持たずに施設を借用してPTを行う方。
■クライアントとの関係
直接型:PT-クライアント
■メリット
・収益が全て手元に入る
・自由にセッションを持つことができる
■デメリット
・失敗した際の損失が大きい
・経営に関わる全てのトラブルに対して対処しなくてはならない
・自分でクライアントを探さなくてはいけない
⓶委託型
⇒事業主が運営するジムやPTを束ねる経営者と業務委託契約を結び、PT業務を請け負っている方。
■クライアントとの関係
間接型:(事業主-クライアント)-PT
■メリット
・事業主よりクライアントの紹介を受けることができる
・施設賃料等の経費が不要
■デメリット
・売上全額が手元に入らない
・セッション中のトラブル全般を対応する必要がある。
⓷従業員型
⇒⓵・⓶と大きく違うのは個人事業主ではない。事業主の下で雇用契約書を結び、事業主側からPTに
関わる知識や実践指導を受け、PTとして活動するパターン。
■クライアントとの関係
間接型:事業主(PT)-クライアント
■メリット
・PTに関する教育を受けることができる。
・PTに関する実績を積むことができる。
・トラブル全般に対して事業主が対応してくれる。
■デメリット
・PTの売上に対しての手取りはなく、時給で計算される。
・労働基準法内での雇用契約しか結べない為、複数勤務が難しい。
このように大きく分けると3種類あります。
個人経営のジムで見ると例えばタレントのヒロミさんは⓵に該当します。
ご自身でジムを経営して業績を伸ばせるので収益がダイレクトで手元に入ります。
当然、失敗した際はダイレクトに損失が手元に届きます。
他にはライ〇ップのスタッフは主に⓷に該当し、手取りは業界内でも非常に低水準。
いくつセッションが取れたかで歩合制給料が加算される仕組みの為、セッションが
取れないと食べていけません。
という3種類がありまして、それぞれの年収というと
⓵独立経営型
【年収】
初年度: 300万円前後(月25万円)
5年目 :2,000万円前後(月166万円)
⇒いきなり開業というケースは除き概ねこの範囲に納まります。事業展開を拡げれば
2,000万円以上は余裕で越えますが、ここでは1店舗のみの個人ジムとしています。
駆け出しは300万円前後で如何にイニシャルコストを落とし、ランニングコストを
抑制して営業利益を出すかが継続のポイントです。ここが一番の難関でここで
ある程度の固定客がいないと閉鎖しかねませんので計画的に。
軌道に乗った5年後は、従業員も雇用して2店舗目を考える時期に当たります。
⓶委託型
【年収】
初年度: 100万円前後(月8.3万円)
5年目 : 420万円前後(月35万円)
⇒初年度はできる限りお客様に顔を覚えていただき、積極的にお試し価格等で
自分を売り込む年になりますので収入は伸びませんが、ここで売り込みができるか
できないかで数年後の収入が変わります。5年目は平均ですが、伸ばす人は600万円
トップで1,250万円が見る中では最高額でした。
⓷従業員型
初年度: アルバイト180万円前後(月15万円) 正社員300万円前後(月20万円+賞与)
5年目 : アルバイト250万円前後(月20.8万円) 正社員400万円前後(月25万円+賞与)
⇒大手スポーツクラブをイメージし、自動的に給与は上がりPTについては歩合ではなく
時給の場合の目安としてはこれぐらいになります。歩合制の契約によっては前後差が大きく
なります。
いかがでしたでしょうか。
PTとしてのリアルな年収を見るというのは参考になると思います。
2018年8月の段階でのものでございますので、古いデータではありません。
今、現在PTになりたいと思っている方がリアルに目指してもらえたら
この記事を書いた価値があります。
ちなみに、PTは順調にいけば夢は拡がる職だとあききちは考えます。
ただ、日本では都心部ではPTが定着しつつありますが地方ではPTが定着していません。
PTの価値を多くの新たなPTの人たちが伝えていき、日本の多くの方の健康に寄与できることを
切に願っております。
ではでは。あききちでした。
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