スポーツトレーナーの種類【対象:プロチーム】

スポーツトレーナーの種類

こんにちは、あききちです。

今回からトレーナーの分類についてのお話です。

プロチームのトレーナーはメディア露出が
多いので一般の方も目にする機会が多く、それ故に
多くの方がスポーツトレーナーというのは
プロチーム又はプロ選手のトレーナーという認識があります。

トレーナーのイメージとして一番思い浮かびやすい
ものだと思います。大学の頃はトレーナーはこのタイプしかないと
思っていたのが懐かしいばかりです。
ちなみに専門学校で講義をする際に、種類について質問するのですが
圧倒的にプロチームのトレーナーイメージが強いです。
今も昔もあまり変わらずですね。

さて、そのプロチームのトレーナーについて
解説させていただきます。

■プロチームのトレーナー

プロチームの専属契約トレーナー

プロ野球・サッカー球団の専属トレーナーが一番わかり
やすいと思いますが、商業スポーツとしてチーム運営されているので
能力向上は当然であり、ケガは絶対させられない責任の重さと
プレッシャーは半端なくとことんトレーナーもプロであることが
求められます。

【クライアントの目的】

チーム全体のパフォーマンスを上げるためのフィジカル面
強化及び故障者のリハビリ、リコンディショニング。

【トレーナーに求められること】

・ダイナミック指導ができる
⇒集団特性を利用してトレーニングを行い最大限の効果を得る
・種目の特異的能力の向上を図れる
⇒種目やポジションで求められる能力が違う中で的確に
能力を向上させる力がある

【指導パターン】

①トレーナーチームを組むケース(大勢を見る場合はこちらが主流)

⇒トレーナーが複数おりヘッドトレーナーを中心に
各トレーナー間でコンセンサスをとりあった上で
トレーニング内容を決定し指導にあたる。

メリット:チームの細部まで指導を行き渡らすことでできる。
デメリット:トレーナー間でのコンセンサスを取る必要がある

★トレーナー採用されるケース
別チームで経験と実績がある方。
チームとつながっている専門学校や監督、コーチの紹介。

②個人で指導するケース

⇒トレーナーミーティング等をせず、一人で全ての
トレーニングを統括して指導する。

メリット:自分の考えで指導することできる。
デメリット:チームの細部まで目を光らせて指導を行き渡らす
ことができないトレーナー間でのコンセンサスを
取る必要がある。

 

まとめ

プロチームの専属としていきなり採用されるパターンは皆無です。
ベーシックスキルは当たり前ですが、例えば海外で学んできた最先端の
トレーニング指導理論など特異なスキルがあれば採用されるケースも稀に
あります。それでも周りからの評価があって推薦されていくパターンしか
あり得ません。地道にトレーナーチームで働いて経験を積んで、実績と
信頼を積み上げていくしかありません。ちなみに、この間、見習い扱い。
なので給与はありません。知り合いだと30歳で未だに無給。
プロトレーナーとしての価値を認めてもらえなければ、給与は発生せず
というあまりにもシビアな世界です。

ではでは、あききちでした。
次回はプロトレーナー の個人にスポットを当ててみます。

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